多くの出版社は、株式会社であっても株を公開している会社はわずかです。本来出版事業は自由な発想で、自由な評論が可能であるため、外圧を受けることのないように上場していない会社もあります。また、出版した本の内容に対しては出版社としての重い責任があります。誤った記述などに関してはその責任を追及されることもあるのです。弊社は株式会社ではなく、有限会社です。有限会社は一人の代表者で会社が登記できるために、万が一出版した本の内容などに関して、責任が生じた場合にその責任を創業者一人が受けることができるため、有限会社という会社形式を継続したと創業者の小林美喜治は語っていました。今では会社法が変更されたため、有限会社は設立できなくなりました。