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2024年11月25日

2024年11月3日にクラシックカーフェスティバルin桐生実行委員会によって「第17回クラシックカーフェスティバルin桐生」が開催されました。その様子をお伝えします。(レポート・写真:編集部)

「第17回クラシックカーフェスティバルin桐生」
 主催:クラシックカーフェスティバルin桐生実行委員会
 日程:2024年11月3日(日)雨天決行
 時間:開会 午前10時-閉会 午後3時
 会場:〒376-8515 群馬県桐生市天神町1-5-1 群馬大学 理工学部 桐生キャンパス

「第17回クラシックカーフェスティバルin桐生」(開会:午前10時から午後3時まで)に三樹書房/グランプリ出版は今年も出店いたしました。幸いにも、前日の雨天とは打って変わって、早朝から晴天に恵まれ、11月であるにも関わらず日中は暖かく、旧車のイベントには最適な天候でした。朝から国産車を中心にして、続々と名車・旧車が集まり、中には極めて珍しいメルセデス・ベンツ300SL(改造車)やタイムカプセルから飛び出してきたような、いすゞエルフの郵便用車両など、今まで見たこともないクラシックカーを目にすることができました。販売ブースを展開していたため、毎年恒例のパレードなどは見学できなかったのですが、興味深いクラシックカーを中心に紹介させていただきます。

今年も出店し、あらためて感じたことは、参加している国内外のクラシックカーの保管状態がどのクルマも素晴らしく、場合によっては、近くに待機しているそのクルマのオーナーとも話すこともできる楽しいイベントです。
クラシックカーを楽しみたいと購入したとしても、維持することは大変なことだと思います。しかし実際に愛好され、整備されている方に直接お話を聞くと整備や管理について、いろいろなヒントが得られることがあります。会場となっている群馬大学は、北関東自動車道の「太田桐生IC」から20分程度のところにあります。東京から空いていれば2時間ほどで行ける範囲ですから、近県の方も含めてぜひ一度足を運んではいかがでしょうか。

ホンダZ(水冷モデル)やスバル360(後期型)などが並ぶ毎年恒例の軽自動車コーナーの一角です
このいすゞエルフは、初めて見たタイプで、郵便局で使用されたと思われるそのままの状態でのエントリー車でした
牛乳配達に使用されていたと思われるいすゞエルフ。当時の状態を維持して保存されていることは貴重です
こうしたクラシックカーイベントでしか見ることのできなくなったダイハツミゼット(左)。ダイハツ三輪トラック(右)は、商売で使用されたのでしょう。「山川商店」の看板が残っています
メッキにいたるまで美しくレストアされたプリンスグロリア。アメリカ車の影響を強く感じるデザイン
世界の自動車デザインを変えたと言われているシトロエンDS21
このポルシェ912は、実際に使用されたパトカーで、ひどく傷んだ状況だったこのクルマは、現在のオーナーの努力によってこのように実動する状態まで見事に蘇ったそうです
個性あふれる魅力的なデザインだったアメリカ車の1台、フォードサンダーバード
このポンティアックファイアーバードトランザムは、「HOT ROD」(リアに太いタイヤをはかせてショックアブソーバーなどによってリア部分をリフトアップ)仕様で、一時期日本でも流行したので懐かしく思いました
このメルセデス・ベンツ300SLロードスターSLSタイプは、1957年に300SLロードスターを改造したオープンスポーツモデルで、製造台数は一説には7台と言われているそうです
このベントレー3リッターは、白洲次郎氏がケンブリッジ大学へ留学した際の愛車で、白洲氏の帰国後にベントレー・ドライバーズ・クラブに引き継がれた後、ワクイミュージアムが購入し、日本への輸入を果たしました
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