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第110回 BMWアート・カー
2021.9.27

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 今回はBMWのアート・カーについて紹介する。
 BMWアート・カーは、レーシング・カー・ドライバーでアートに造詣の深いフランス人、エルヴェ・プーラン(Hervé Poulain)とBMW Motorsport(BMWモータースポーツ社)の創始者であるヨッヘン・ニーアパッシュ(Jochen Neerpasch)とが共同で企画したものであり、1975年にプーラン氏が所有するBMWのレーシング・カーのデザインをアレクサンダー・カルダーに依頼したことをきっかけに誕生した。それ以降、世界中の著名な芸術家19人が、それぞれの時代の BMWをデザインした。いずれも極めて異質な芸術表現で、アート、デザイン、テクノロジーの文化的、歴史的な発展を反映したものとなった。今年、BMWの文化的な取り組みである「BMW Group Cultural Engagement」(ビー・エム・ダブリュー・グループ・カルチュラル・エンゲージメント)の50周年を記念して、世界をリードする現代アーティストとのコラボレーションにより、芸術家たちの創造的なビジョンを仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、複合現実(MR)といった新しいデジタル媒体に変換するための最先端技術を提供しているアキュート・アート(Acute Art)と共同で、BMWアート・カー・コレクションを初めて拡張現実(AR:Augmented Reality)を使って展示するというユニークな展覧会を開催した。無料アプリ「Acute Art」を通じて7月15日より開催され、順次デジタル化された動く彫刻を、世界中の誰もがいつでもバーチャル化された360°完全没入型の展示を鑑賞できる。
 スイスのバーゼルで2021年9月24日~26日まで、33の国と地域から272の主要なギャラリーが参加して、BMWもパートナーである「Art Basel(アート・バーゼル)」が開催され、9月22日と23日、BMWグループはバーゼル美術館にゲストとして参加、アレクサンダー・カルダー作のBMWアート・カー(1975年3.0CSL)を展示するほか、特別に作成された拡張現実(AR)エリアでは、ゲストがその場でアプリ「Acute Art」によるデジタル・アート・カーを体験できる。

 ここでは、1995年にBMW広報が発行した絵葉書(#14まで)とBMW広報から送られてきた写真の一部を紹介する。

 BMWアート・カーを全て鑑賞できるアプリ「Acute Art」は、App StoreおよびGoogle Playにて無料で提供 される。アプリAcute Artのインストールと起動方法については最後に記しますので興味のある方は試してください。

◆#01 Alexander Calder/BMW 3.0 CSL/1975

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1975年にアメリカ人彫刻家・現代美術家であり、動く彫刻「モビール」の発明と制作で知られる、アレクサンダー・カルダーによってデザインされたBMW 3.0 CSL(Coupé Sport Leichtbau=クーペ、スポーツ、軽量構造)。最初のBMWアート・カーで、1975年のル・マン24時間耐久レースにエルヴェ・プーラン(Hervé Poulain)がプライベートエントリーしたが、スタートから9時間後、73周したところでトランスミッションの故障でリタイアしている。カルダーは1976年11月に亡くなったので、これは最晩年の作品の一つとなった。(Photos:BMW AG)

◆#02 Frank Stella/BMW 3.0 CSL/1976

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1976年にアメリカ人の画家・彫刻家で、戦後アメリカの抽象絵画を代表する作家、フランク・ステラによってデザインされたBMW 3.0 CSL。白地に黒のグラフ用紙のようなベースに、黒の線画でデザインされたもの。余談だが、拙宅からクルマで30分ほどのところにある川村記念美術館にはフランク・ステラ作品のコレクションがあり、エントランスわきには、ステンレススチールやアルミナブロンズなどのガラクタ?(最初に目に飛び込んできたときに一瞬そう見えた)を寄せ集めたような、高さ7メートルを超える巨大なオブジェが来館者を迎えてくれる。(Photos:BMW AG)

◆#03 Roy Lichtenstein/BMW 320i Group 5 Racing Version/1977

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1977年にアメリカ人でポップアートの代表的な画家、ロイ・リキテンスタインによってデザインされたBMW 320i Group 5 Racing Version。彼のトレードマークである印刷インクのドット(網点、Ben-Day dots)を生かしてデザインしている。1977年のル・マン24時間耐久レースにエルヴェ・プーランがプライベートエントリーし、クラス優勝と総合9位という好成績を達成している。(Photos:BMW AG)

◆#04 Andy Warhol/BMW M1 Group 4 Racing Version/1979

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1979年にアメリカ人で画家・版画家・ポップアートの旗手で、ロックバンドのプロデュースや映画製作なども手掛けたマルチアーティスト、アンディ・ウォーホルによってデザインされたBMW M1 Group 4 Racing Version。#01から#03はアーティストがスケールモデルに塗装デザインして、実車への塗装は塗装職人に任せたが、アンディ・ウォーホルは自身で刷毛を持ち、わずか28分で塗装を仕上げたと言われている。ウォーホルの説明は「スピードを鮮やかに表現しようと思いました。クルマが非常に速く走っているとき、すべての線と色がぼやけます。」であった。このクルマは1979年のル・マン24時間耐久レースで総合6位を獲得している。(Photos:BMW AG)

◆#05 Ernst Fuchs/BMW 635 CSi/1982

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1982年にオーストリアの画家、グラフィックアーティスト、作曲家、作家、ウィーンの幻想的なリアリズムの創設者の一人、エルンスト・フックスによってデザインされたBMW 635 CSi。初の量産モデルをベースとしたBMWアート・カーで「Fire Fox on a Hare Hunt(ウサギ狩りの火狐)」と呼ばれる。(Photos:BMW AG)

◆#06 Robert Rauschenberg/BMW 635 CSi/1986

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1986年に20世紀のアメリカの美術家、ポップアートの先駆者、ロバート・ラウシェンバーグによってデザインされたBMW 635 CSi。写真技術を駆使して作品を処理し、フォイルを使って車体に張り付けるという手法が採用されている。(Photos:BMW AG)

◆#07 Michael Jagamara Nelson/BMW M3 Group A Racing Version/1989

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1989年にオーストラリアのアボリジニのアーティスト、ミハエル・ジャガマラ・ネルソンによってデザインされたBMW M3 Group A Racing Version。ベースになった黒のM3レーシング仕様車は7日後にジャガマラ・ネルソンによって、アボリジニ文化と自然を反映した芸術作品に変身したという。ジャガマラ・ネルソンの作品はキャンベラの国会議事堂の前庭にある196平方メートルにおよぶボッサムとワラビー・ドリーミング・モザイク、シドニーのオペラハウスの壁にかかる長さ8.2メートルの絵画が有名。(Photos:BMW AG)

◆#08 Ken Done/BMW M3 Group A Racing Version/1989

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1989年にオーストラリアの芸術家、デザイナーであるケン・ドーンによってデザインされたBMW M3 Group A Racing Version。鮮やかな色のM3はオウムとブダイをイメージして塗られており、美しさとスピードの両方を表現している。ケン・ドーンはマガジンハウスが出版する雑誌「Hanako」1988年創刊号の表紙イラスト、タイトルロゴを制作、1999年まで続いた。(Photos:BMW AG)

◆#09 Matazo Kayama/BMW 535i/1990

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1990年に日本画家、版画家である加山又造によってデザインされたBMW 535i。エアブラシの技法に加えて、金、銀、アルミ箔を貼り付ける特殊な技法によって制作されている。加山は「雪の結晶の印象を与えたかった」と語っている。(Photos:BMW AG)

◆#10 César Manrique/BMW 730i/1990

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1990年にアートと自然との融合、伝統と現代の融合をテーマに活躍したスペインの建築家、画家、彫刻家、セザール・マンリケによってデザインされたBMW 730i。マンリケは出身地である亜熱帯性の島、ランサローテ島の自然をモチーフに、黒はカナリア諸島の溶岩、緑は熱帯雨林、赤は生命を表し、鮮やかな色と優雅でスイープするラインでまとめている。(Photos:BMW AG)

◆#11 A.R. Penck/BMW Z1/1991

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1991年にドイツの新表現主義の画家、A.R.ペンクによってデザインされたBMW Z1。洞窟壁画にインスパイアされた抽象的な図形と記号によってデザインされている。(Photos:BMW AG)

◆#12 Esther Mahlangu/BMW 525i/1991

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1991年に南アフリカ、ンデベレ族の女性アーティスト、エスター・マラングによってデザインされたBMW 525i。マラングは1週間かけて「ンデベレ柄」として知られるデザインで525iを仕上げている。「ンデベレ柄」はンデベレ族による独特のもので、美しく彩色された幾何学模様が特徴。もともとは部族が家を装飾するのに使われたが、民族衣装や壁画、工芸品にも描かれている。定規などの道具はいっさい使わず、すべてフリーハンドで描かれる。(Photos:BMW AG)

◆#13 Sandro Chia/BMW 3-Series Racing Prototype/1992

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1992年にイタリアの画家、彫刻家、サンドロ・キアによってデザインされたBMW 3-Series Racing Prototype。サンドロ・キアはアート・カーのデザインを自ら希望したと言われる。完成したのが何かを凝視した多数の顔であった。キアは次のように説明している。「すべての目がこのクルマに引きつけられます。クルマを凝視する人々。このクルマはそんな彼ら自身の視線を反映しているのです。」と。(Photos:BMW AG)

◆#14 David Hockney/BMW 850 CSi/1995

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1995年にイギリスの20世紀現代芸術を代表するアーティストのひとり、デイヴィッド・ホックニーによってデザインされたBMW 850 CSi。ホックニーはBMW 850 CSiの内部構造と乗員の様子を描いて仕上げている。後部座席にダックスフントを描いたのは、彼の愛犬がよくクルマに乗るからだそうです。(Photos:BMW AG)

◆#15 Jenny Holzer/BMW V12 LMR/1999

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1999年にアメリカの女性美術家で、そのスタイルはワード・アートと称される、ジェニー・ホルツァーによってデザインされたBMW V12 LMR。ホルツァーは批判的な意見や、思考を刺激する大胆で極端な発言でもよく知られており、独自のスタイルで、反射するクローム文字と蛍光フォイルを用いて、車体にいくつかのスローガンを描いている。右側面には「YOU ARE SO COMPLEX YOU DON'T RESPOND TO DANGER:複雑すぎて危険に対して鈍感になっている」。車体上面には大きく「PROTECT ME FROM WHAT I WANT:私を私の欲望から守ってください」とある。(Photos:BMW AG)

◆#16 Olafur Eliasson/BMW H2R/2007

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2007年9月8日~2008年1月13日の間、サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)で開催された「Your tempo:Olafur Eliasson」展に登場した、アイスランド系デンマーク人の現代アーティスト、オラファー・エリアソンによる、それまでのアート・カーとは一味違う16台目のアート・カー作品。
 エリアソンは光、風、温度、そして特に水といった気象要素の光学認識を生かし、全ての段階で作品に取り入れるという、見る者を惹きつける独自の手法で最もよく知られている。
 先進の工業デザインを芸術作品に変貌させるエリアソンの作品は、地球温暖化と自動車産業の関係を批判的かつ詩的に考察している。水素で駆動するBMW H2Rレースカーは、再生可能な燃料の使用をベースにした持続可能な未来を追求する一方で、最高速度の記録を更新するために開発された。
 エリアソンはH2Rのフレーム以外のすべての装備を外し、スチールメッシュと反射スチールパネルを取り付け、数日かけておよそ2000リットルの水を噴射し、氷の層を形成している。内側からの光が凍てついた空気で輝き、作品の高さは約1.5m、長さは約5m、幅は約2.5m。
 サンフランシスコ近代美術館の建築・デザインギャラリー内には氷でできたクルマの表面を保存するため、約72㎡の特注クーリングユニットを入れ、1度に入場できる人数も制限された。

 作品を見てもH2Rの姿を想像することは不可能だと思うので、H2Rの写真を2点加えた。BMW H2R(Hydrogen Record Car)は2004年にフランスのミラマ高速サーキットにおいて、水素内燃機関で9項目の国際速度記録を樹立した。エンジンはBMW 760iのパワーユニットをベースにした6リッターV12気筒285馬力以上で、0-100km/h加速性能は約6秒、最高速度は300km/h以上に達する。(Photos:BMW AG)

◆#17 Jeff Koons/BMW M3 GT2/2010

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2010年にアメリカ現代アート界の代表的な美術家であるジェフ・クーンズによってデザインされたBMW M3 GT2。ポップアートの復活と、BMWアート・カー・シリーズの原点回帰を示すものとなった。2010年6月に開催されたル・マン24時間耐久レースに参戦したが、レース開始からおよそ5時間後、53周したところでリタイアしている。(Photos:BMW AG)

◆#18 Cao Fei/BMW M6 GT3/2017

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2017年に中国のマルチメディア・アーティスト、ツァオ・フェイによって制作された、最初のデジタルBMWアート・カーで、ビデオ、専用アプリ(App Store:キーワード「BMW Art Car #18」)からアクセスできるカラフルな光の粒子を描いた拡張現実機能(AR)、BMW M6 GT3レースカーの3つのコンポーネントで構成されている。専用アプリをダウンロードすれば、拡張現実機能によってカラフルな光の粒子や帯がレーシング・マシンの頭上で戯れるアートを愉しむことができる。(Photo:BMW AG)

◆#19 John Baldessari/BMW M6 GTLM/2016

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2016年にアメリカの現代アーティスト、ジョン・バルデッサリによってデザインされたBMW M6 GTLM。赤、黄、青、緑の色のみを使用し、いくつかのドット(点)を大胆に活用し、「FAST(速い)」はBMW M6 GTLMのパワーを大胆に伝えている。上段の写真でクルマのわきに立つのはジョン・バルデッサリだが、彼はこのM6をドライブしていない。なぜなら体が大きすぎてシートに収まらなかったようだ。(Photos:BMW AG)

◆ アプリ Acute Art のインストールと起動方法 ◆

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1. スマートフォンで QR コードを読み取り、App Store または Google Play からアプリ「Acute Art(アキ ュート・アート)」をダウンロード。
2. アプリ「Acute Art」を起動し、「BMW Art Cars(BMW アート・カーズ)」を選択し、車両を選択してから「Place(配置する)」ボタンをクリック。
3. スマートフォンを床に向け、タップして作品を配置。画面を指でドラッグすると、作品を回転させたり拡大/縮小させたりすることが可能となる。

 アプリ「Acute Art」は最先端の技術を使用しており、最新のソフトウェアを搭載したハイエンドの携帯電話で最も効果を発揮する。対応機種は、iPhone X以上、Samsung Galaxy S8相当であり、アプリの利用には、Apple iOS 11またはAndroid 8.0 Oreo(API 24)以降のOSをインストールし、4GB以上のメモリを搭載したスマートフォンが必要となる。詳細は、アキュート・アートのウェブサイト(acuteart.com)に記載されている。

本件に関する問合わせ先:
BMW カスタマー・インタラクション・センター
フリーダイヤル 0120-269-437
受付時間: 平日 9:00-19:00、土日祝 9:00-18:00
BMWウェブサイト: http://www.bmw.co.jp

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執筆者プロフィール

1937年(昭和12年)東京生まれ。1956年に富士精密機械工業入社、開発業務に従事。1967年、合併した日産自動車の実験部に移籍。1970年にATテストでデトロイト~西海岸をクルマで1往復約1万キロを走破し、往路はシカゴ~サンタモニカまで当時は現役だった「ルート66」3800㎞を走破。1972年に海外サービス部に移り、海外代理店のマネージメント指導やノックダウン車両のチューニングに携わる。1986年~97年の間、カルソニック(現カルソニック・カンセイ)の海外事業部に移籍、うち3年間シンガポールに駐在。現在はRJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)および米国SAH(The Society of Automotive Historians, Inc.)のメンバー。1954年から世界の自動車カタログの蒐集を始め、日本屈指のコレクターとして名を馳せる。著書に『プリンス 日本の自動車史に偉大な足跡を残したメーカー』『三菱自動車 航空技術者たちが基礎を築いたメーカー』『ロータリーエンジン車 マツダを中心としたロータリーエンジン搭載モデルの系譜』(いずれも三樹書房)。そのほか、「モーターファン別冊すべてシリーズ」(三栄書房)などに多数寄稿。

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