沿革

1975年(昭和50年5月12日)創業
江戸時代の文化・風俗・歴史に関することがらを、時代考証とともにまとめることを主な出版事業として1974年(昭和49年)に準備を開始し、翌年の1975年(昭和50年)に登記・設立(千代田区神田神保町1丁目30番地)。1975年に第一作となる『江戸商売図絵』を発行し、以後『江戸庶民風俗図絵』『江戸行商百姿』など江戸時代の風俗関係を主とした企画を中心に事業を展開。書店、学校、公共図書館、江戸関係研究者を対象とした専門出版社として活動をはじめる。

■1975年(昭和50年)から1980年(昭和55年)
1976年 江戸時代の看板を網羅した『江戸看板図譜』を刊行
1977年 江戸時代の店舗を紹介する『江戸店舗図譜』を刊行
1977年 日本全国の天狗を考証した『図集 天狗列伝〈東日本編〉〈西日本編〉』を刊行
1977年 明治時代の物売りの姿を網羅した『明治物売り図聚』を刊行
1979年 明治時代の日本の風景画を紹介した 『明治東京名所図会』を刊行
1979年 『考証 江戸歌舞伎』を刊行。
※当時の川柳や浮世絵、図柄などを中心にして時代考証に関する書籍を手がけ、明治時代に関する書籍も刊行

■1981年(昭和56年)から1985年(昭和60年)
1981年 東京の古い町並みを画で表した『東京スケッチ歳時記』を刊行
1981年 鶴屋南北の作品と魅力を紹介した『鶴屋南北の世界』を刊行
1981年 『江戸の枕絵師』を刊行
1982年 商売のヒントをまとめた『華僑商法100カ条』を企画・刊行
当時の原色に近い色合いで浮世絵を再現した書籍を日本でいち早く刊行し、江戸時代の歌舞伎関係書を刊行。

■1986年(昭和61年)から1990年(平成2年)
1987年 『寄席界隈艶話』で落語分野へ、『野べら漂白行』で一般書の分野に参入
1988年 自動車やレースなどに関する歴史をまとめた書籍を新しい部門として展開
1988年 ホンダの第一期F1の転戦記『F-1グランプリ ホンダF-1と共に1963-1968』を復刊
1989年 ホンダによる二輪GPレースの軌跡をまとめた『グランプリレース』を刊行
※一般書の分野に初めて参画し、自動車関係の書籍を初めて刊行。

■1991年(平成3年)から1995年(平成7年)
1992年 単一の国内自動車メーカーの足跡をまとめた『スズキストーリー』を刊行
1993年 『花秘めやかなれど』で江戸時代の風俗文化を川柳によりわかりやすく紹介
1994年 実用書となる『整体法』シリーズをスタートし、実用書の分野を開拓
1994年 『トヨタ パブリカ&スポーツ800』を刊行
1995年 初の英国の教科書の翻訳版『ドライビングテクニック』を刊行
1995年 江戸時代の子供の教育などを考証した『江戸の寺子屋と子供たち』を刊行
1995年 単一オートバイメーカーの歴史をまとめた『カワサキ―モーターサイクルズストーリー』を刊行
※初の翻訳書の製作を実現。実用書の刊行に加えて、オートバイの分野にもあらたに開拓をすすめた。自動車分野では当時の日本では数少なかった、国内の単一自動車メーカーの足跡を伝える最初の書籍を刊行。

■1996年(平成8年)から2000年(平成12年)
1996年 『航研機』を刊行し、航空機の歴史に関する書籍を発売するなど、ジャンルを拡大
1996年 日本の草創期のオートバイ史『日本のオートバイの歴史』を刊行
1997年 実用書として『ちがいのわかる写真術』を刊行
1997年 単一車種のオートバイだけでまとめた『ホンダスーパーカブ』を刊行
以後、内容の増補・改訂を施してロングセラーとなる
1998年 岩波書店が刊行し、絶版になっていた『動力の歴史』を復刊
1998年 日本車をカタログなどで紹介した『国産大衆車アルバム』を刊行
1998年 “モータースポーツブックス”創刊10周年を記念して、箱入り布製の豪華本『フェラーリV12』 を刊行
1999年 『カタログで見る 日本車なつかし物語』を刊行
1999年 江戸時代の庶民の姿をまとめた『江戸庶民風俗図絵』を刊行
1999年 『カタログで知る 国産三輪自動車の記録』を刊行
1999年 英語版と共同でまとめた『フェアレディZストーリー』を刊行
1999年 江戸時代の隠れた世界を考証した『秘具・秘薬事典』を刊行
2000年 国立科学博物館の「20世紀の国産車」展示における図録の編集を担当
2000年 『浮谷東次郎 速すぎた男のドキュメント』を刊行
後にTV番組「知ってるつもり!?」やコミックなどで浮谷東次郎氏が紹介される
2000年 『江戸厠百姿』を刊行
※2000年に上野の国立科学博物館で開催された「20世紀の国産車」展の公式図録の編集・製作を担当。また、航空機の歴史を初めてまとめた書籍を刊行し、自動車分野では初めて当時の広告・カタログを歴史資料としてまとめた書籍の刊行を開始。

■2001年(平成13年)から2005年(平成17年)
2001年 『定本 本田宗一郎』を刊行
2001年 日本初のジェットエンジンについて技術考証した『橘花』を刊行
2001年 名著として評価の高かった『エンジンのロマン』を復刊
2002年 特定非営利活動法人 日本自動車殿堂による刊行冊子「JAHFA」の編集を担当
2002年 『江戸語を学ぶ』を刊行
2002年 1960年代のスクーター主にをまとめた『日本のスクーター』を刊行
2003年 『マツダ/ユーノス ロードスター 日本製ライトウェイトスポーツカーの開発物語』を刊行
2003年 元交通警察官により交通事故の実態を伝える『交通事故 実態と悔恨』を刊行
2003年 写真集『CART 1993-2003 喜怒哀楽の199戦』を刊行
※自動車の分野では人物伝や名著を復刊し、単一車種のクルマの開発史を刊行。古典の分野においては、わかりやすい江戸時代の書籍を紹介

■2006年(平成18年)から2010年(平成22年)
2006年 『車評50』刊行、翌年『車評 軽自動車編』を刊行し、2008年より弊社オフィシャルサイトにて「車評オンライン」を開設、以降2022年まで続く長期連載となった。
2007年 『カタログでたどる 日本のトラック・バス』シリーズ刊行開始
2007年 当時の新聞広告を史料として掲載した『新聞広告でたどる 60~70年代の日本車』を刊行
2007年 自動車メーカーの歴史をまとめたシリーズ第1弾『ダイハツ』を刊行
2008年 建設機械に焦点をあてた『写真でたどる 建設機械200年』を刊行
2008年 プリンス自動車の乗用車に焦点をあてた『プリンス』を刊行
2009年 自動車メーカーの歴史をまとめたシリーズ第2弾『マツダ』を刊行
2009年 自動車工業会の資料を収集・分析してまとめた『乗用車』シリーズ刊行開始
2010年 『STI 20年の軌跡』を刊行。ロングセラーとなり改訂を続ける
2010年 『日野自動車の100年』を刊行
2010年 『三菱自動車』を刊行
※自動車の製品史にとどまらず、メーカーの歴史に焦点をあてた企画を展開。B5判サイズやカラー化を促進し、歴史的史料を多く収集・掲載して出版。

■2011年(平成23年)から2015年(平成27年)
2011年 『ポルシェ911メンテナンス&リペア・マニュアル』の日本語版を製作。以降シリーズとして刊行を開始
2011年 芝浦工業大学デザイン工学部工学リベラルアーツ用教科書(文部科学省先導的大学改革推進委託事業)『デザイン工学の世界』を発売。 2011年 仙台・宮城ミュージアムアライアンス(SMMA)が刊行を予定していた情報誌が、東日本大震災により発行が立ち消えになったことを受け、被災地への貢献として企画を引き継ぎ、書籍『せんだいノート』【監修 仙台市教育委員会 /編者 仙台・宮城ミュージアムアライアンス(SMMA)】として刊行。
2012年 『日本自動車史 写真・史料集』を刊行。戦前の史料を丹念に収集した歴史的史料集。
2013年 『東洋医学の春夏秋冬』刊行。東洋医学に基づき、季節に合わせたセルフケアを取り入れて、体調を整えるポイントを紹介。 2013年 『いすゞ乗用車』を刊行
2013年 自動車工業会などの史料を、トヨタ博物館学芸員収集・分析して東京モーターショーの足跡を紹介した『東京モーターショー トヨタ編』を刊行。以後『同 ニッサン/プリンス編』も刊行。
2013年 開発責任者への丹念な取材をもとにまとめられた『マツダ スカイアクティブエンジンの開発』を刊行
2014年 近代交通の専門家による『人力車の研究』を刊行
2015年 大学の教科書として採用された『自動車空力デザイン』を刊行
2015年 ポーラ文化研究所とたばこと塩の博物館の学芸員が監修をつとめた『江戸時代の流行と美意識 装いの文化史』を刊行
※自動車分野のみならず、デザイン全般に関する書籍も刊行し、大学や専門学校等で教科書として採用される書籍も手がける。
江戸時代の文化・風俗の分野では、ポーラ文化研究所とたばこと塩の博物館の協力のもと、江戸時代の装いや当時の流行をテーマに刊行。

■2016年(平成28年)から2020年(令和2年)
2016年 『トヨタ ランドクルーザー』刊行。専門家による大著として改訂版も刊行
2016年 開発担当者を長期取材してまとめられた『ダイハツ コペン開発物語』を刊行
2016年 『飛鳥京物語』(全3巻)刊行開始
2016年 『ルノーの世界』を刊行
2017年 『西洋を魅了した「和モダン」の世界』
2017年 『日本の自動車レース史』を刊行。多摩川スピードウェイに焦点を当てた初の書籍となる。
2017年 戦後の日本を支えたクルマに焦点をあてた『カタログでたどる 日本の小型商用車』を刊行。
2018年 デザイン部長への取材によりまとめられた『スバル デザイン』刊行
2018年 日本のバス車両に焦点を当てた図鑑形式の『国産バス図鑑 1945-1970』刊行。その後トラックを対象とした企画が立ち上がることになる
2019年 日本のモータリゼーションに貢献を果たしたラリー活動についてまとめた『日本アルペンラリーの足跡』を刊行
2019年 『日本の乗用車図鑑』シリーズ刊行開始
2020年 『戦国時代の終焉と天下人への道程』(全3巻)刊行開始
2020年 開発責任者自らが執筆した『ホンダNSX』を刊行
※「たばこと塩の博物館」で開催の特別展〈和モダンの世界 近代の輸出工芸〉の書籍として『西洋を魅了した「和モダン」の世界』を刊行。
戦国時代の朝廷や武家の動きを丹念に調べ、判明した事実を紡ぎながら、天下統一を目指した信長、秀吉、家康それぞれの生涯を描いた三部作を刊行。

自動車分野では、トラックやバスなどの商用車や、実用車の歴史をまとめた書籍を積極的に刊行。

■2021年(令和3年)以降
2021年 ファンブックシリーズ『マツダ RX-7 FDプロファイル』を刊行
2022年 日本のレース黎明期に焦点を当てた『戦前日本の自動車レース史』を刊行
2022年 たばこと塩の博物館の企画展に連動した、江戸時代関係書籍『江戸川柳で読み解く 塩・味噌・醤油』を刊行

統括・業務責任者:山田国光
編集部・編集長:木南ゆかり
一般書関係 編集長:木南ゆかり
自動車関係書 編集長:武川 明

取引取次店
日本出版販売・トーハン・楽天ブックスネットワーク・中央社・弘正堂図書販売・八木書店・魚住書店 他(順不同・敬称略)

特約店
博物館/江戸東京博物館、たばこと塩の博物館、トヨタ博物館、ホンダコレクションホール、日本自動車博物館、ヌマジ交通ミュージアム、福山自動車時計博物館、プリンス&スカイラインミュウジアム、本田宗一郎ものづくり伝承館、那須クラシックカー博物館 他(順不同・敬称略)
専門店/JAFサービス、日産ブティック、モビリティランド、東京スバル三鷹店、ホンダ開発、マツダエース、日野ヒューテック、フラットフォー、MZ Racing、ブックガレージ、岩下コレクション、 他(順不同・敬称略)

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