西洋を魅了した「和モダン」の世界
明治・大正・昭和に生まれた輸出工芸品 金子皓彦コレクション
新訂版■定価 本体3,000円+税
■ISBN978-4-89522-801-5
■2023年10月発売
近代、輸出用に作られた家具、食器、日用雑貨など金子コレクション20万点から、博物館や美術館の企画展でも展示された選りすぐりを収録。当時の日本の職人の精緻でユニークな意匠を生かした工芸品をオールカラーで収録し、詳しく解説する。さらには、自分だけのコレクションの始め方、骨董市での「骨董」の買い方、見分け方を具体的に紹介する。今回の増補新訂版では、新たに蒐集した家具や食器、工芸品のコレクションを口絵として収録。
目 次
口絵
金子皓彦先生と骨董市での愉快な時間
THE ALFFE 坂崎幸之助
工芸品に魅せられて
日本輸出工芸研究会会長 金子皓彦
寄木細工と木象嵌
対談 : 鈴木康弘(箱根町立郷土資料館館長)
明治の輸出陶磁器
対談 : 花井久穂(茨城県近代美術館美術課主任学芸員)
輸出漆器としての駿河と会津の漆工芸
対談 : 小林公治(東京文化財研究所広領域研究室長)
麦わら細工と貝細工
対談 : 藤塚悦司(大田区立郷土博物館学芸員)
横浜芝山漆器(芝山細工)
対談 : 宮崎輝生(芝山師、横浜マイスター)
横浜観光物産
対談 : 石崎康子(横浜開港資料館主任調査研究員)
骨董市主催者に学ぶ骨董の面白さとコレクションの育て方
竹日忠芳(骨董商、株式会社骨董市代表取締役)
特別鼎談 コレクターの楽しさと使命
丘みつ子(女優・陶芸家)
末吉敏道(コレクター)
金子皓彦(日本輸出工芸研究会会長)
学兄・金子皓彦著『西洋を魅了した「和モダン」の世界』の出版を祝って
茨城大学名誉教授・土浦市立博物館館長 茂木雅博
あとがき