定本 寄席界隈艶噺
新装版■定価 本体1,000円+税
■ISBN978-4-89522-083-5
■2010年2月発売
落語家・三遊亭円右が、昭和に名を残す名芸人たちの、面白おかしい実話ネタを語る。「笑点」等でおなじみの桂歌丸の若い頃の裏話をはじめ、実際に見聞きした出来事ならではの臨場感と、軽妙な語り口で、落語初心者から通まで楽しく読める。読みやすさに配慮し、大きな活字となっている。
【目次】
まえがき/2
本書に登場する愛すべき芸人たち/7
水のたれるような男――桂小南・桂米丸…………21
「そんな夢みちゃったの?」――三遊亭金馬………35
阿久根温泉の混浴――内海好江………38
酔った勢いでとんだことに――桂文治………41
ストリッパーにお説教――古今亭今輔………45
懐かしの岳温泉――三笑亭笑三………50
なまめかしい声の正体――三遊亭遊三………61
とても気のいい男――田辺一鶴………64
オチンチンのお話――田辺南鶴・桂文治・江戸家猫八………70
「シカ芝居」のお粗末――林彦六・古今亭今輔………74
くさい温泉――桜川ピン助………79
驚きの特効薬?――桜川ピン助………80
ニセ医者ヒロポン騒動――柳家三亀松・桜川ピン助・三遊亭円遊………86
御尻洗と見たくもない観音様――桜川ピン助………93
とんだ「ワカサギ釣り」――桂歌丸………103
おかしなおかしな男たち大行進!!――鈴々舎馬風・柳亭市馬………106
慌て者・オブ・アワテモノズ――春風亭小柳枝………116
とんだ逆恨み――三遊亭小円馬・三笑亭夢楽………129
おかしくて、そして悲しき艶噺――三笑亭夢楽・三遊亭円馬・古今亭円菊………133
もてて、もてて――春風亭柳昇………141
一言多い男――桂小金治………146
ラブホテル事件――トニー谷・桜井長一郎………158
嫌だね、やだやだ――雷門助六………167
変人列伝――柳家小せん・春風亭柳橋 他………171
CMこぼれ話――三遊亭円右………183
お経は「芸者総揚・毎晩三味線」――雷門助六・三遊亭円右………196
編者あとがき 林秀年/207