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2015年10月2日

【編集部より】2015年9月29日にFCAジャパンはスモールSUVのフィアット500Xを発表、10月24日より販売開始します。

■日本市場では500ファミリー初のニューモデル
500Xはフィアット・ブランド初のスモールSUVですが、車名が示すとおり2008年に日本に導入されたフィアット500のファミリーになります。プラットフォームは500ではなく、FCAのジープ・ブランドのレネゲートと共用しており、両車ともイタリアのメルフィ工場で生産されます。1957年に誕生した先代500のDNAを受け継いだデザインは、現行の500とも兄弟であることを感じさせるものになっています。

■4WDでは9速ATを搭載
グレードは2WD(前輪駆動)のポップスター/ポップスタープラスと、4WDのクロスプラスが用意され、2WDではデュアルクラッチの6速AT、4WDではセグメントで類を見ない9速ATを搭載。エンジンは各車とも直列4気筒1.4Lマルチエア16バルブ・インタークーラー付ターボで、2WDでは140ps/23.5kgm、4WDでは170ps/25.5kgmを発します。

■ドライブムードセレクターを標準搭載
全グレードにドライブムードセレクターが標準搭載され、走行状況や路面コンディションに応じて、「オート」「スポーツ」「トラクション」の3つのモードを選択できます。4WDには、全速度域で2WD/4WDをスムースに自動的に切り替えるリアアクスル分離機能を備えるなど、フィアット・ブランド初の方式を採用、オンロード/オフロードの走行性能を高めています。また、フィアット・ブランドとして最新かつ最高の安全装備を備えることも、アピールされています。価格は286万2000円~334万8000円(税込)。4WDモデルは、国内の輸入4×4(4WD)SUVモデルでは最も廉価と説明されています。発表会では、FCAのEMEA(欧州・中東・アフリカ)製品デザイン室を統括するロベルト・ジョリート氏が来日、フィアットの歴史的モデルの紹介もしながら、500Xのデザインについて解説しました。

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