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2012年3月7日

『富士重工業 「独創の技術」で世界に展開するメーカー』刊行にあたって、本書を企画したきっかけや思いをお伝えします。

富士重工業といえば、水平対向エンジンや、今年で40周年を迎える4輪駆動システム(AWD)など、その独特の個性で多くのファンの方々がいるメーカーです。最近では新型スポーツカーBRZの発売など、その技術はさらに進化をしています。
本書は、その製品の変遷をまとめて、後世に残してゆこうと企画されたものです。
本書をまとめるに当たり、まずは年表の作成から開始しましたが、その作業は富士重工業の祖先にあたる航空機メーカー時代にまで遡る、膨大なものとなりました。
また、スバル車の変遷をスペースの許す限りできるだけ詳細に解説するための、約1,000点のカタログや製品写真の分類・整理にも多くの時間を費やしました。特にスバル車は、特別仕様車が多いことも特徴のひとつで、ひとつひとつ入念に調べました。
このような作業の結果、ようやく当初私共が描いた構想である、富士重工業の変遷をまとめることができました。
当然のことですが、本書完成は、上記の作業を丹念に進められた、著者の当摩節夫先生のご努力なくしてはありえませんでした。
本書をご覧いただければ、スバル車がどのように進化し、今日のプレミアムブランドとしての地位を築いてきたのかが理解できると思います。50年以上の歴史を刻んできた富士重工業の足跡について、読者の方々の理解がさらに深まれば幸いです。

(編集部)

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