ダットサンの忘れえぬ七人
設立と発展に関わった男たち
新訂版■定価 本体2,000円+税
■ISBN978-4-89522-679-0
■2017年11月発売
ニッサンを世界のブランドへと成長させた「ダットサン」。その設立と発展に貢献した、橋本増治郎をはじめ、鮎川義介など七人の足跡を丹念に調べ上げ、自動車産業の黎明期をふりかえる。2010年3月刊行の同書の新訂版。
はじめに
一 橋本増治郎
一 渋谷村廣尾八八番地
二 農商務省海外実業練習生
三 田、青山、竹内(DAT)、三人との出会い
四 DAT(脱兎)自動車の完成
五 われも黄金(こがね)の釘(くぎ)一つ打つ
二 田健治郎
一 狭く険しかった中央官吏への道
二 高知・神奈川・埼玉の若き県警部長
三 田健治郎の日露戦争
四 田家三代の男達
三 青山禄郎
一 青山の日露戦争
二 ヒーリング商会東京支社長
三 残照は今の世に輝く
四 竹内明太郎
一 会議に席次(せきじ)を設けず
二 父、竹内綱
三 工業は富国の基
四 早稲田理工科の寄付
五 無名の英雄の死
五 鮎川義介
一「貴様はエンジニアになれ」
二 異色の経営者の誕生
三 久原鉱業の経営危機
四「ダット乗用車完成」のニュースが
五 ダットサン・ブランドを世に広めた人達
六 自動車製造事業法の成立
七 満州重工業の挫折
八 鮎川、八八年の履歴書と決算書
六 ウィリアム・ゴーハム
一 天才エンジニア、日本へ行く
二 アメリカン・エンジニアリングの神髄を日本へ
三 天皇陛下地方巡幸の初日に
四 帰化日本人、多摩霊園に眠る
七 片山豊
一 その日、ダットサンがオフライン
二 戦後の暗い夜空に輝いた一番星、ダットサン・スポーツ
三「東京でモーターショーをやろう」
四 オーストラリア・ラリーに挑戦する
五「あなたが先に儲けて欲しい」
六「ミスターK」がアメリカに残したもの
七「ニッサン不振の根本原因はここにある」
八 ダットサン・ブランドを消し去ったのは
九 ミスターK、自動車の殿堂に入る
一〇 いつの日か再びダットサンを
おわりに